書籍

 

『ことばの共同体』『ことばの途上』『詩と共生』の3タイトルをこれまで刊行してきました。

各書籍をご購入希望の方はこちらよりお願いします→

 

 

 


書籍『ことばの共同体』に関して

書籍『ことばの共同体』岩瀬崇著

装丁:瀬川晃 

180ページ/ソフトカバー(スリーブ付き)/A5

価格:2300円+税(税込2530円)

初版300部

2023年10月1日刊行

発行元:あわ居

 

 

 

【内容】

 

信仰対象を共有することや、属性や傾向の同一性を保持することによって成立する共同体の限界が露呈している現代において、非同一性や個々のかけがえのなさを保持しながら、それでもなお私たちが分かち合うことが出来るもの。それが「ことば」なのではないかとわたしは考えています。ここでの「ことば」は、わたしたちが平常使用しているところの言葉とは、明確な差異を含むものであり、それは生命それ自体であり、言葉を超えたところでしか看取することのできない不可視の運動体のことです。本著に並べられた各エッセイは、かつての出来事の記憶を辿ったものや、あわ居での実践を通して考えてきたことなどを含めそのほとんどが書籍の制作に際して書下ろしたものとなっています。本著を通して「ことば」を分かち合う「ことばの共同体」が出来することを願いとし、一冊の書籍としました。

 

【目次】(順不同※一部)

謎 / 窓と場所 / イリヤ / テゼ共同体から / 小さな場所 / ことばを育てる / 詩としての文字 / 存在の祭り / 創造と制限 / 出来事と教育 / 祝祭とフィールドワーク / 道の教育学 / ケアとあいだ / 死に続ける/器になることとアート/穴/生きられた時間/かけがえのない仕事/



書籍『ことばの途上』に関して

書籍『ことばの途上』岩瀬崇著

装丁:瀬川晃 

236ページ/ソフトカバー/A5

価格:2000円+税

初版200部/第二刷200部

2021年7月1日刊行

発行元:あわ居

 

 

2015年後半~2020年にかけての、約5年程の間に紡がれた詩、エッセイ、評論などをまとめた書籍です。それぞれの「ことば」は、新たな環境下での生活、実践を進めていく中で、都度、自らの立脚点を更新するものとして立ち現れ、記述されていきました。そして、それらは私自身の理解を超えたところでおそらく互いに連関し、重層的に絡まり合うことで、私自身の生を確かに開いていった。その過程の中で、確かに私自身の中を貫いて流れていったもの。そんな不可視のものを分かち合うことができればと願い、一冊の書籍としました。ぜひお手に取って頂ければ幸いです。

 

※本ページ下部にて書籍ページサンプルがご覧いただけます     

 

目次 ※順不同・一部

ルイス・バラガン / ズントーの文章 / 白の蕾 / 沈黙のことば / 自治とホスピタリティ / 旅と過剰 / あれあれ / オキーフの家 / 内在と超越 / ことばの出自 / メディアとアート

 

 



書籍『詩と共生』に関して

書籍『詩と共生』

岩瀬崇著 / 64ページ/全カラー/ハードカバー/A5

価格:2750円(税込) / 限定500部 /2015年6月28日刊行/

 

 

書籍概要

「芸術を真に公共のものとすること」とは、「万人が日常に詩(ポエジー)を織り込み生活していくこと」なのではないか。そしてその達成へと人類が歩みを進めていくことは、真に「持続可能な社会」への移行と、軌を一にしているのではないか――。

宮沢賢治の『農民芸術概論綱要』、アンリ・ベルクソンの「純粋持続」、鶴見俊輔の『限界芸術論』、ウィリアム・モリス『民衆の芸術』などの知見に示唆を得ながら、

冒頭の思惟を『詩と共生』という語に昇華させ、一冊の書籍としました。本著は、著者による詩、文、書、写真から構成され、そのタイトルに付した「イメージ(image)」を体感して頂けるものとなります。自然や環境、そして人間を含めた「いのちあるもの」との<関わり>が問い直されている現代に、是非皆様にお手にとって頂ければ幸いです。

 

目次 ※順不同・一部

宇宙と持続 /地と人 / 詩と共生 / 見性 / 川と想像力 / 始まりと音 / 祝福 / 風景 / 交感 / 生に詩を織り込む / 祈り / アートと共同生活